雑談掲示板
- Re: 怖い話しましょー ( No.36 )
- 日時: 2015/12/20 11:38
- 名前: 通りすがりのπ ◆YCr7tDkhyY (ID: NfhnPAqv)
ずっと昔のこと、宿泊学習的な奴が学校であった。
僕らのクラスと一つ学年が下のクラスで、カレー作りやら森の家づくりやらの学習があった。
僕が体験したのは夜、みんなが寝静まり化粧室の明かりだけがついた暗い廊下でのこと。
僕はトイレに行きたくなり目覚めた。
いつもは先生が交代交代で見回りをしているはずだったが、このときはいなかった。
先生に見られて、なんだか恥ずかしく面倒な気持ちにならないからいいと思っていたが、
廊下の壁の上あたりにあった時計を見た瞬間その気持ちは逆転した。
時計の針は2時を指していた。
僕はぞっとした。2時は幽霊が出るとテレビや本で見たことがあった。山奥なので幽霊が出てもおかしくない。
そう思うとトイレに行くのか迷ってしまった。だが、振り向くとだんだん真っ暗になっていく廊下を見て、化粧室へ行くことにした。
ジャー
無事に用を足し、部屋に帰る。しかし、そのとき。
「寒い。」
と、後ろから聞こえた。ぞっとした。
とても弱弱しく、まさに幽霊を思わせるような声が聞こえたのだ。
「寒いよ。」
そのときは夏で、山ではあったが寒いと思うほどの暑さではなかった。
「寒い。」
僕はゆっくり振り向いた。白い女の人がいた。若いようだ。とても驚いたが体が動かなかった。
そして、勇気を振り絞り尋ねた。
「な、なにが寒いんです・・・か・・・?」
「・・・寒い。」
僕は静かに尋ねたが、女の人はただ「寒いと伝えてくる。」
「寒いよ。」
「な、なにが寒いの?」
優しく尋ねた。すると
「あなたのギャグが。」
あーあ、おれって暇人。
サイト内検索
Loading