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Re: 男の超兵器「おちんガン」 総合スレ ( No.293 )
日時: 2014/03/31 13:42
名前: Freesia ◆zkUYJA9ShM (ID: X9oN2mji)
参照: http://actinolite.chatx2.whocares.jp/

「ピカチュウ様、目標を確認しました。予測通りラグナロクを所持しています。」
「相手は相当な危険人物だ、一応戦闘体勢に入る事も視野に入れろ。行動に移れ」
「分かりました、此よりレーザー66に熱量充填を開始し、出来次第で狙撃します。」
トランシーバーからピカチュウと通信していたサイバーは、ビルの高所からおちんガンに装着されたスコープから片目で走り回るフリーシアを睨みつける。

「ウヒョオオオ!!カッチョイイぜ!!!動けなくして弄りつくしてえっすなアアアアアアアア!!!!!!」
一人異常なテンションで騒いで人気の無いビル群を走り回るフリーシアだった。
しかしサイバーはそんな彼に狙いを定め今にも打とうとした。
「目標を定めました、此より狙撃します。」
その声と同時にサイバーのおちんガンは赤く輝く光線を放つ
「ん?ンンンン!???ありゃなんだああああああああアアアアアアアアアアア!!!!!」
ビームが放たれフリーシアの方へと直進していく、彼はそれをみると大声で叫び横に逃げようとする。
そしてビームが衝突する。フリーシアがビビった事により反射的にある程度は回避し直撃を免れるがそこから爆発が生じる。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」
熱く焼けた瓦礫を肩や足や腹に直撃して吹き飛ばされたフリーシアはそう叫んだ。
「まだ俺を殺したいのかアアア!!!もう勘弁してくれやアアアアアアアア!!!!!」
姿勢を取り直したフリーシアは砲撃が飛んできた方にそう叫ぶとどこか遠くへ走って逃げて行った。

「ピカチュウ様、あれが目標なのですか?私はそうは思えないのですが・・・」
「やはりあの様子ではインフィニティと呼ぶには相応しくない風格だ、恐らく人違いだっただろう・・・」

────────

サイバーはICカードを手に取り扉のロックを解除する。ここはロシア連合本拠地だ
薄暗い室内に入りエレベーターで3階にあがり、仲間のいる部屋へ行く
そしてその部屋の扉をあけたその瞬間、もう自分の目の前にピカチュウが立っていた。

「貴様、何故奴を取り逃したああああッ!!!??」
ピカチュウが怒鳴り声を上げる。それに対してサイバーは脂汗をかき奮えながらこう返す
「あの時の私の質問にピカチュウ様は人違いと答えた……筈です……」
震えなながらも希望の笑みを浮かべ目の前に立ち上がるピカチュウを見詰めるが、ピカチュウはまた怒鳴る。
「後から調べれば彼奴がフリーシアだったんだよ!!!そうだ彼奴がフリーシアという事実は変わらない・・・そして!!お前はあの時砲撃を命中させなかった!よって!!お前が悪い!!!」
無理やりな事を怒鳴り上げられサイバーは口を開き目を見開いて愕然とする。
そんなサイバーにピカチュウは厳めしい腕を彼の肩に掛け無理やり部屋のテーブルへ連れて行く
「お前にはフリーシアを取り逃した罰を与えねばならぬ!!コイツを飲め!センブリ茶250杯だ!!!!!」
目の前に見えるのはビールジョッキに組まれた無数のセンブリ茶だった。サイバーはさらに震え青ざめた顔でピカチュウにこう言う
「ピカチュウ様…‥私には…これは…無理です……」
引きぎみな声で語り掛けるサイバーにピカチュウは容赦なくこう怒鳴り上げる
「いいから飲め!!!」
そしてピカチュウは無理やりセンブリ茶をサイバーの口に押し込む。
「うっ…うぐあっ…ああ‥ああああああ!……」
サイバーは苦しそうな呻き声を上げた。

「ふっ‥楽しそうな事だ…」
そんな二人を遠めに見詰めるクチートはそう口にした。