[おい森情報掲示板]  おい森 物語

 おい森 物語
日時: 2010/11/13 22:53
名前: くりぼ  (ID: nYs2x9iq)

 おいでよ どうぶつの森を使って
小説を書いてみました

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Re:  おい森 物語 ( No.33 )
日時: 2010/11/20 23:19
名前: くりぼ  (ID: nYs2x9iq)

外では桜がひらひらと舞っている
「春かぁ〜」
俺はスイカのテーブルに肘を置いて呟いた
カチャッ
「桜茶でよかった?」
「うん」
「オーロラからもらった桜クッキーあるけど」
「食べる〜」

・・・って
ヤバい・・フツーにミントと会話してるし、俺!
「で?」
ジョンが無表情でクッキーを食べながら言った
ダ「で? っていわれてもなぁ・・」
ミ「仕方ないんじゃない?
  帰り方見つかんないんだし」
呑気にミントが言う
そうなのだ
俺がこの世界に巻き込まれてからもう2カ月・・
いろいろ試した
門番の所に行って相談したり
村長に頼んで過去の文献を調べ上げたり
あの時の状況にヒントがないか必死に考えたり
でも
「全部、ダメなんだよなぁ・・」
パリンッ
ダ「あ、コレ ウマい」
ミ「でしょ!!」
ジ「オマエが作ったんじゃねーだろ」
見た目怖いけど実はいい奴のジョンが
呑気なミントにつっこむ
ダ「なんかさぁ
  もう戻れなくてもいいような感じ」
俺は思わず言った

Re:  おい森 物語 ( No.34 )
日時: 2010/11/20 23:24
名前: くりぼ  (ID: nYs2x9iq)

その途端
空気が変わった
ジ「・・」
ミ「え?」
ジョンもミントも俺を見ている
その顔からは何の生気も感じない
ロボットのような顔

Re:  おい森 物語 ( No.35 )
日時: 2010/11/20 23:27
名前: くりぼ  (ID: nYs2x9iq)

ダ「な、なんちゃってぇ
  やっぱ元の世界に帰りたいなぁ」
声が完全に裏返っていた
ミ「だよね〜」
また、いつものほんわか空気に戻った
・・・まだ背筋が冷たかった

Re:  おい森 物語 ( No.36 )
日時: 2010/11/21 07:49
名前: レイン ◆Rbe/mBubNM (ID: sm8jXdPo)
参照: http://horroranimal.okoshi-yasu.com/

>>32

やった方がいいですね。
偽者が出るのを防ぐためです。

Re:  おい森 物語 ( No.37 )
日時: 2010/12/03 13:00
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

>>32
有り難うございます
やってみました
試験勉強のためしばらく来れてませんでしたが
試験(学校のテスト)が終わったのでさっそく
次から小説、再開しますね

Re:  おい森 物語 ( No.38 )
日時: 2010/12/03 13:08
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

「お〜い ダルマンだ! ちうねん」
ドアを乱暴に開けたダルマンが
手にゴザを持って、入ってきた
「何?」
「なにって 用事あるから来たんだよっ
 ジョンは相変わらずだな〜
 と、そだそだ!
 花見しようぜ!!」
随分長い事、タンスにしまってあっただろうゴザが
最大にホコリをあげる
「わぁ」
「ち、ちょっと机に置かないでよ!」
「あ、わりぃ」

というコトで
俺とジョンとミントは
ダルマンを先頭に、半ば強引に、
花見をしに出かけた
「あ、お〜い!みんなしてどうしたの?」
ブーケがちっちゃなしっぽを振りながらこっちへかけてきた

Re:  おい森 物語 ( No.39 )
日時: 2010/12/03 18:46
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

「おう、これから花見なんだ ちうねん」
「わぁ、あたしも行く〜」
トコトコ
「広場の方がキレイかな?」
「どこも一緒だろ」
「あ」
ポテポテ
「おぅい なにしてるのぉ」
のんびり屋のロデオだ
「花見」
「わぁ、僕も行くう〜。
 丁度、ママからイチゴのケーキが届いたんだ!
 もってくるよ」

てな訳で
気付いたら村中の住民が(+村長)
手に手におにぎりやパンなどの食べ物を持ち、
ゾロゾロと関所前の広場に集まった
「わぁ」
「キレ〜イ」
「すごいですねぇ」
「わ〜い、食べよ食べよ」
「お前は花より団子だな!」
「あはは」
薄紅色の桜が散る下で
色とりどりのシートやお弁当がならぶ
住民たちと一緒にわいわいしながら
ご飯を頬張る
・・・言っちゃいけない事だけど
やっぱりココはいいなぁ・・いつまでもココにいたいなぁと思った

Re:  おい森 物語 ( No.40 )
日時: 2010/12/04 23:13
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

それから
僕の記憶はとんだ
まるでテレビのコンセントを引き抜いたように
桜の花びらが一片、僕の目の前に舞い降りたかと思ったら
 プツッ・・・・
目の前が真っ暗になった
ただただ、深い深い暗闇の沼へ沈んでゆくようだった

Re:  おい森 物語 ( No.41 )
日時: 2010/12/05 11:17
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

「あれ?」
気付いたらベッドの上にいた
辺りは真っ暗だ
急いで階下に降りて電気をつける
「ミント?ジョン?」
誰もいない
冷たい床・・家具は僕を受け入れないかのように
そっぽを向いている
「なんで・・誰もいないの?」
俺の中に衝撃が走った
まさか
何かあった?

Re:  おい森 物語 ( No.42 )
日時: 2010/12/05 11:19
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

急いで俺はドアを開けた
バンッ
「あ」
外は怪しげな紫色に染まっていた

Re:  おい森 物語 ( No.43 )
日時: 2010/12/05 11:24
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

今は何時で
どの季節だ
木々は黒く染まり何も実をつけていない
草は灰色
それに・・・・
どこの家も明かりがついていない
普段なら一つや二つは明かりがついていて誰かが
そこにいるハズなのに・・・
俺は嫌な予感を抱えたまま、
あてもなく、走り出した

Re:  おい森 物語 ( No.44 )
日時: 2010/12/11 20:53
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

「あ」
しばらく走っていると
向こうに人がいた
知らない人だ
とりあえず何か分かるかもしれない
「あの」
その人はくるりとこちらを向いた
無表情で感情のないような顔
ロボットのようだ
「あの・・」
「ハロウィンの魔物を倒して下さい」

「今って10月なんですか?」
「ハロウィンの魔物を倒して下さい」
何を言ってもその子はそれしか喋らない
どういうことだ?
とりあえず
その「ハロウィンの魔物」を倒せばどうにかなるのか?
よく分からなかったがココにいても意味ないので
また走り出した
すると向こうに見覚えのある後ろ姿があった
「ミント!!」
「お願い!ダイチ!ハロウィンの魔物を倒してよ」
駆け寄ったらすぐ言われた
「・・・ハロウィンの魔物を倒したら
 元に戻るの?」
「うん、ハロウィンの魔物を倒さないと
 この村はずっとこのままだし
 僕と君以外の住民はみんな眠ったままなんだ
 頼む!倒してくれ!!」
必死にミントが頼んでいる
「もちろん!」
「良かった。じゃあ、コレ村長から」
ゴトリッ
かなり重い剣を手渡された
「コレでハロウィンの魔物を倒せる」
「うん分かった じゃあ探しに行くよ」
なんだかヒーローになったみたいだ
みんなの為に・・
すっごくワクワクする
僕は意気揚々と歩き出した

Re:  おい森 物語 ( No.45 )
日時: 2010/12/11 21:03
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

ミントと別れてから約3時間
「いないなぁ」
ハロウィンの魔物どころか
だれ〜もいない
そろそろ足が痛くなってきた
そもそも
ハロウィンの魔物の登頂とかを全然知らないし、
教えてもらってない
「まぁミントが言い忘れたことはないだろう
 多分 分かりやすいんじゃないかな?」
カボチャかぶっててスティックキャンディ持ってるとか?
怖いっていうよりカワイイな
僕は何だかおかしくなって笑いだした
「フ・・ハハハッ」
ガササッ
何かが動いた
「!」
恐怖で足がすくむ
でも・・みんなの為に
僕はヒーローなんだ
「だ・・・誰だ!」
シャッ
黒い影が動いた
「まて」
追いかける
ザアァァァァ・・・・
かなり速い
僕は必死で追いつこうとした

Re:  おい森 物語 ( No.46 )
日時: 2010/12/12 16:52
名前: レイン ◆Rbe/mBubNM (ID: nPh1PWgk)

面白くなってきましたね。
更新がんばって下さい。

Re:  おい森 物語 ( No.47 )
日時: 2010/12/16 19:34
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

「はぁ・・はぁ」
気付いたら
村の役場前まで来ていた
「あれ?」
見失った
キョロキョロしていたら
村の掲示板が新しく更新されたいるのに気づいた
『なにか分かるかもしれない』
そう思って近づいた
いつもの感じとは全く違う筆記の文字が並ぶ
    

Re:  おい森 物語 ( No.48 )
日時: 2010/12/16 19:42
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

       ハロウィンの歴史
ハロウィンが始まったのは様々な説がある

1、村に悪い病気がはやった。
  それに効いたのが オレンジカボチャだった

2、村に悪い奴が来た
  それを退治した日が今のハロウィンの日であり、
  同時にその日は
  悪い奴の復活を意味する


「ふ〜ん、色んなのがあるんだなぁ
 ‘悪い奴‘が‘ハロウィンの魔物‘
 なのかな?」
文章はまだ続く
読み進めていく

Re:  おい森 物語 ( No.49 )
日時: 2010/12/16 19:52
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

 2の話の方が有力
 2の話ついて詳しく書くと

 10月31日、村の住民が
 楽しくお祭りをやっていた時
 ‘悪い奴‘はやってきた
 ‘悪い奴‘は村を破壊し
  住民を殺し
  作物を奪った
  生き残った者たちは隠れ家で話し合った
  「このままではいけない」
  「アイツを・・」
  次の年の10月31日
  また‘悪い奴‘がやってきた
  村の住民はへコへコと従うふりをして
  「村にアナタより強い奴があらわれた」
  「たおしてほしい」
  と言い、
  最終的に騙して殺した
  それから
  2つの掟が生まれた
  「10月31日に来たヤツは殺す」
  「悪い奴は人間に似ていた
   今度、人間キャラが来たら
   子孫の可能性があるから
   コロセ」

Re:  おい森 物語 ( No.50 )
日時: 2010/12/16 19:55
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

そこまで読んだ時
俺は背中に冷や汗をかいた
じっとりと嫌な汗が浮かぶ
ガランッ
剣を落とした
 悪い奴=ハロウィンの魔物=俺?
自然とそういう方程式が浮かんだ
「ウソ・・・だろ?」

Re:  おい森 物語 ( No.51 )
日時: 2010/12/16 23:22
名前: .おとね (ID: SsxPl8C6)

ごめんなさい!ほんとうにごめんなさい!ぁたし・・・・・・。
怖いんです!ほんとうにごめんなさい!
サッチャンハネ、コウツウジコデ、ハネラレタ、ダカラカオガトレテ、ドッカトオクヘ、トンデッチャッタ♪悲しいね、さっちゃん♪さっちゃんは即死で死んじゃたの。このレスを見た人は…
さっちゃんが0時に行ってあなたの首をかまで切り取っちゃうよ♪
いやなら、さっちゃんが行くまでに、9回違うスレにレスを送ってね♪
あ、さっちゃんの顔はこんな顔だから、
探してくれるのもいいよ♪オネガイネ…。http://www.operaou.com/image/cmail/rei0204.gif
これマジだよ!!このレスを見たら
7日後以内に死にます
無残な姿で死にます
回避する方法は1つ
このレスをコピペしてほかのレスに7つ貼る事です。
100%これをやってください
本当に死にます.
ごめんなさい死にたくないんです
信じなかった私の友達は首を狩られて死んじゃったし
7日後以内に死にます
無残な姿で死にます
回避する方法は1つ
このレスをコピペしてほかのスレに貼る事です。
100%これをやってください
本当に死にます.
ごめんなさい死にたくないんです

みたいになれッ!!!

Re:  おい森 物語 ( No.52 )
日時: 2010/12/17 22:26
名前: カービィw ◆yTvEW6huog (ID: pbINZGZ2)

>>51
しね

Re:  おい森 物語 ( No.53 )
日時: 2010/12/18 20:00
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

気が付くと、俺の目の前に人影が浮かんだ
ゆっくり振り返る
「!!」
ミント ジョン オーロラ ダルマン
ロデオ ブーケ
村の住民全員が俺の目の前にいた
みんな顔がロボットのように無表情だ
「あ・・あぁ・・」
恐怖で声が出ない
「ゴメンネ」
ブーケが言った
「コウシナイト 村がホロビルノ」
「ソウイウ掟ダシナ」
「マモラナイト 災いガオコル」
口々に静かな声で言う
「ゴメンネ」
もう一度ブーケが言った時、手に持ったオノが振り下ろされた
「うぁぁぁぁぁぁ」
何とかよけたが左肩をやられた
血が噴き出す
無我夢中で走りだした
「チ、ハズシタカ」
「マテェ」

住民が追いかけて来る
ー捕まったら殺されるー
俺はどこを走っているか
しまいに分からなくなった

Re:  おい森 物語 ( No.54 )
日時: 2010/12/18 20:06
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

「・・・はぁぁ・・はぁ」
左肩をおさえながら息をする
ココはいつもなら門番がいるハズの関所の中
今日は誰もいない
村から俺を出さないためか

ー殺されるー
そう考えると恐ろしくなったが
同時に悲しくなった
ー今までのはゼンブ演技?−
いつも笑っていたミント
クールにツッコむジョン
アイドル目指して海岸で少し音痴な歌を歌っていたブーケ
親分気取りのダルマン
のんびり屋でマザコンのロデオ
おっとりしたオーロラ
すべての住民の顔や様子がフラッシュバックし
俺の顔には涙がつたった

Re:  おい森 物語 ( No.55 )
日時: 2010/12/18 20:41
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

ジャリッ
誰かが入ってきた
身構える
「門番さん!?」
のんびり屋のブルドック門番だ
殺される
そう思ったがどうも違う
その眼は殺気と言うより哀しみに満ちている
「アナタはこの村に来て幸せでしたか?」
 !?
色々な思いが頭を駆け巡ったがそれより先に口が開いた
「幸せだったよ」

「そりゃ、いまはこんなだけど
 いろんなイベントに参加できたし
 ・・・みんなが僕を
 すんなり受け入れてくれたからね」
多分誰も僕が死んでも悲しまない
優秀な弟
それをひいきする親
意地悪な同級生
いてもいなくても同じ
僕は空気と同じ
いや、空気よりありがたみはない
「俺はみんなのためなら死ねる」
出口に向かおうとした
「マッテ」
門番が今まで聞いたことのないような大声で言った「アナタが・・・初めてです」
そして門番は語り始めた
この村の呪われた歴史と自分の思い
「僕がこの村に配属されて1年目に
 あの事件が起こりました
 僕は姉を殺されました
 僕はみんなを守れなかったことを棚に上げて
 その計画に参加しました
 2年目 計画は成功しました
 でも 掟が出来ました
 みんな・・恐怖で狂ってしまったのです
 僕は門番の先輩に相談しました
 でも先輩はみんなと同じでした
 『それが当り前だ』
  先輩は 
  たまたま村に来ていた母と妹を殺されました
  その眼は怒りと憎しみに満ちていました

Re:  おい森 物語 ( No.56 )
日時: 2010/12/18 20:49
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

遠くで狂気に満ちた声がする
「僕は・・・もう嫌なんです
 親しくなった人が・・殺されるのは」
吐き出すように言う
「でもみんな助けたら 
 それは掟にも村のみんなにもそむくことになります
 なので
 僕はあるルールを作りました
 『ココに来て幸せだったか?』
 と聞きました
 でも
 僕の求める答えをしてくれた人はいませんでした
 みんな
 『幸せじゃなかった』
 と言って村の悪口を言うのです
 なので
 そういう人は
 みんなの前に放り出して裁きを受けました」
狂気と恐怖の声が大きくなる
みんながココに近づいてきたらしい
「コレを」
月の形をした白い石のペンダント
「あの門の真ん中にはめて下さい
 そうすればー」
ドォォォォォ
村の住民がなだれ込んできた
「急いで!!」
門番が僕の背中を押す

Re:  おい森 物語 ( No.57 )
日時: 2010/12/18 20:52
名前: くりぼ ◆EAsWIQ7Sns (ID: nYs2x9iq)

カチッ
シャァァッァッァッァ
フォンッ
石をはめたとたん、
まぶしい光に包まれた
後ろを見ると
みんなに羽交い絞めにされた門番さんが
微笑んでいる
僕は涙をこらえ微笑み返し
大声で言った
「みんなのコトは恨んでないよ
 僕は幸せだった」

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