-個体値-
個体値とはそのポケモンを捕まえるたびに代わる個体差の値です。
野生のポケモンが現れた、あるいは卵が産まれた瞬間に6つのそれぞれの能力値に最低0から最高31の32段階で設定されます。
捕まえたばかりの同じレベル、同じ性格の同じポケモンでも能力値が微妙に違う時がありますよね。
その差が個体値で、これもどれだけ育てようと変化はありません。

たとえるなら 才能ですね。どれだけ努力しても才能は変わりませんから。

バトルタワーやバトルサブウェイに「あなたのポケモンの能力を判定しますよ」といってくるジャッジがいますよね。
あいつは見せたポケモンの個体値を判定してくれているわけです。

高ければ高いほどステータスが高くなるためなるべく個体値の高いポケモンを使うほうが有利になります。
ただし、必ずしも高ければいいわけではなく例外もあります。
・「HP」が低いと、調整のための努力値を少なく抑えられる場合がある

・「こうげき」が低いと、混乱のダメージを最小限に抑えられる

・「すばやさ」が低いと、「ジャイロボール」の威力が上がる、「トリックルーム」中に素早く行動できる、後攻になりやすくなり、後攻になることでメタルバーストを受けない、同時に場に出た場合に自分の天候変更特性を優先させることができる、

・しっぺがえしの威力が2倍になる

・みがわり→きあいパンチ（通称みがきあ）のコンボが使いやすくなる

・相手の出方を見てからバトンタッチ、とんぼがえりで交代できる

・意図的に「とくぼう」＞「ぼうぎょ」となる個体を選ぶ事によってポリゴン2・Zの特性、ダウンロードの対策をする(実際には努力値で調整する事が多くなりますし、稀に物理技で攻撃される事もありますが)

ですがこういった一部の特殊なケースを除けばやはり全ての個体値が最高の31であるポケモンが最適です。

しかしすべてのステータスを理想の数値にすることは無理といっても過言ではないので、多少は妥協しなければなりません。